東日本大震災-環境的側面の検証と今後
B5判 190頁 /『資源環境対策』 別冊(Vol.49 No.3)
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東日本大震災の発生からこれまでを振返り,環境関連分野(大気(モニタリング),水(上下水道),土壌(土壌汚染被害),廃棄物(廃棄物処理施設),自然生態系(生物多様性))の被害の整理とそこからの復旧・復興の動向,2次被害(災害廃棄物,放射能汚染)の状況把握と復旧・復興,対策の今をまとめました。今後さらなる大規模災害が予想される中,環境面から見た災害のインパクトをまとめた初めてのものとして環境関連に携わる方々はもちろん,防災面からも必要となる情報を丁寧に集めました。
目次
寄稿/東日本大震災で変わる日本の環境政策
インタビュー/東日本大震災で日本の環境保全はどう変わるのか
第1章 東日本大震災による被害の環境的側面
- 東日本大震災の被災地における大気環境行政の取組み
- 東日本大震災における公共用水域モニタリング体制と水質汚染の状況
- 東日本大震災における地下水の有害物質および放射性物質のモニタリング調査
- 東日本大震災における土壌汚染調査に見る汚染実態の把握と対策の行方
- 東日本大震災における海洋環境汚染調査にみる汚染実態と今後の行方
- 東日本大震災における悪臭問題とその対策
第2章 東日本大震災による環境インフラへの被害と復旧の現状
- 東日本大震災における廃棄物処理施設の被害と復旧
- 東日本大震災における水道施設への被害の実態と復旧対策の全容
- 東日本大震災で被災した下水道施設の復旧状況について
第3章 東日本大震災により生じた災害廃棄物対策
- 災害廃棄物の処理における国の取組みについて
- 仙台市における震災廃棄物等の処理の進捗状況について
- 東日本大震災に伴う災害廃棄物処理と福島県産業廃棄物協会の取組み
- 東日本大震災の災害廃棄物対策
- 震災起因洋上漂流物問題の現状と今後の対応
第4章 福島原発事故と環境放射能汚染
- 東電福島原発事故による環境放射能汚染の22ヶ月
- 除染の現状と課題
- 放射性物質汚染災害廃棄物の適正処理に向けた取組みと課題
- 福島原子力発電所事故汚染の実際と除染への取組みおよび今後の課題と対応
第5章 これまでの大規模震災からの教訓と今後
- 大規模な環境災害の発生概況と教訓
- 阪神・淡路大震災における環境被害-対策の実際とその教訓