北のランドスケープ
A5判 355頁 / ISBN978-4-87489-146-9 / 淺川 昭一郎 編著
定価 ¥2,800 （税抜き）別途送料
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本書は、基礎となるランドスケープへの理解ばかりでなく、冬の低温や積雪などに特徴づけられる北海道での課題や事例を、便宜的に人為的影響が強く働いている都市地域、自然の秩序や変化のプロセスが重視される自然地域、自然と人為の作用が織りなす農業地域に分けてとりあげながら、“北のランドスケープ”の良好な形成に向けて今後の方向を示そうと試みたものである。全体を通して、あるいは興味のある章から、美しく豊かなランドスケープ形成への展開につながるヒントを読み取っていただけることを期待している。
目次
序章 北のランドスケープ
第１章 都市地域のランドスケープ
都市のニワ／都市と生態系（動物編）／都市の公園と緑のシステム／町並景観形成におけるデザインの公共性と私有性／都市の緑と街路樹／冬の遊び場と公園利用／ガーデニングとまちづくり
第２章 農業地域のランドスケープ
魅力ある農地・農村景観を考える／農村公園と周辺環境の整備／グリーンツーリズム／フットパスは地域を変える／農村の樹林地―屋敷林、防風林、鉄道林等／森林管理と市民参加／都市近郊林の管理と保全／森林を感じる 環境体験の実践
第３章 自然地域のランドスケープ
北海道の自然保護区／エコロジカルコリドーの整備／地域を基礎とした森林管理／北海道の自然公園－その特徴と課題／自然環境保全と登山道整備／湿地の現状と保全状の課題／多自然型川づくりの整備と管理／海岸景観の保全と整備
終章 心で見るランドスケープ
●執筆者(五十音順)
愛甲 哲也／淺川昭一郎／有山忠男／板谷邦夫／岩瀬晴夫／岡田穣／小川巌／柿澤宏昭／金子正美／小林昭裕／近藤哲也／斉藤浩二／孫田敏／中井和子／松島肇／村野紀雄／矢部和夫／吉田惠介／笠康三郎