環境政策 ―改訂版―
A5判 214頁 / ISBN4-87489-134-9 / 阿部 晶 著
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長年環境政策に関わった著者がその経験をもとにまとめ初版「環境政策」を10年ぶりに全面改訂。これまでの環境政策全般の内容にプラスして,地球温暖化,生物多様性,国際交渉,経済的手法,環境マネジメントシステムなど,これからの環境人材に必須の項目を網羅している。
目次
1.環境政策
(1) 環境政策とは何か/(2) 環境問題/(3) 環境政策
2.ゴミ問題
(1) ゴミによる環境問題/(2) ゴミの増加/(3) ゴミ対策/(4) ゴミを極力出さないために個人でできること/(5) ゴミ収集の有料化
3.大気汚染
(1) 呼吸器からの汚染物質の侵入/(2) 大気汚染は何によって引き起こされるのか/(3) 日本の大気汚染状況と課題/(4) 世界の大気汚染問題
4.水質汚濁
(1) 有機物による水の汚れ/(2)有害物質による水の汚れ/(3) 今後の水問題と対策
5.生物多様性の保全
(1) 種の絶滅/(2)生物多様性/(3) 生物多様性保全対策/(4) 課題
6.地球温暖化
(1) 地球温暖化の予測/(2)地球温暖化の影響/(3) 地球温暖化はどうして起こるか/(4) 地球温暖化防止対策/(5)地球温暖化に関して考慮しておくべきこと
7.オゾン層の破壊
(1) オゾン層/(2)オゾン層破壊の影響/(3) オゾン層破壊の発見/(4)国際的規制/(5)オゾン層の現状と将来
8.酸性雨
(1) 酸性雨の被害/(2)酸性雨の原因/(3) 森林被害/(4)湖の酸性化/(5)将来への懸念と対策
9.有害物質
(1)有害物質とは/(2)重金属/(3) 有機塩素化合物/(4) 有機スズ化合物/(5) ダイオキシン/(6)環境ホルモン―こんな害があるとは考えも及ばなかった毒性/(7) 継続する汚染
10.ダイオキシンと環境ホルモン
(1)ダイオキシン/(2)環境ホルモン
11.排出規制と環境基準
(1) 固定発生源対策/(2)自動車による大気汚染への対策/(3) 環境基準/(4) 排出規制の限界
12.経済的手段Ⅰ―環境税
(1) 環境税とは/(2)環境税の利点/(3) 環境税の理論/(4) 環境税の対象と税額の水準/(5) 実際の環境税
13.経済的手段Ⅱ―デポジット
(1) デポジット制度/(2)日本でのデポジット制度/(3) デポジット導入に対する反対論とそれに対する考え方/(4) 容器回収に関する日本の状況/(5) 海外でのデポジット制度/(6) その他
14.化学物質の製造・使用規制とPRTR
(1) 化審法/(2)農薬取締法/(3)企業の自主的な活動/(4) PRTR/(5) 日本のPRTR法
15.環境監査と環境マネジメント
(1) 環境監査とは/(2)EC環境管理・監査スキームの内容/(3)ISO/(4) 簡易版環境マネジメントシステム
16.LCA(ライフサイクルアセスメント)と環境ラベル
(1) ライフサイクルアセスメントとは/(2)LCAの実施/(3) LCAの実施例/(4) 環境ラベル/(5) グリーン購入・グリーン調達/(6) LCAの問題点と今後の方向
17.環境アセスメント
(1) 環境アセスメント/(2)日本における法制定までの環境アセスメントの問題点/(3)環境影響評価法/(4) 環境アセスメントのこれからの課題
18.国際交渉―南北問題と持続可能な開発
(1) 南北問題/(2)持続可能な開発/(3)環境協力
19.ツール開発と社会システムの構築
(1)ツールやシステムの必要性/(2)ツールの開発/(3) システムの構築/(4) 経済構造の転換