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水質汚濁の生態学
津田 松苗 著    A5判 約250ページ 定価2940円(本体価格2800円)
水質汚濁の研究に生態学的視点を持ち込んだ先駆的な書であり,湖沼・河川の環境,生物生産,自浄作用,富栄養化など,水質環境のしくみをわかりやすく解説。発売以来,学生から専門家まで多くの支持を得ているロングセラー。


第1部 生態学と水質汚濁
  第1章 生態学の意味するもの
  第2章 水のなかの環境と生物
  汚水の流入と川のなかの変遷/アクション―環境の対生物作用/リアクション―生物の対環境作用
  第3章 生産の生態学
  止水の生態系と流水の生態系/生産者・諸費者・分解者/食物鎖と栄養段階/エネルギーの転換/生態効率/現存量/流水域における生産
  第4章 水質汚濁と生物生産
  有機汚染水域での生産/渓流への蔗糖添加実験/池の有機物負荷と魚類養殖の限界
  第5章 自浄作用論
  川での自浄作用/湖沼での自浄作用/汚水処理場での浄化作用
  第6章 除去の生態学
  除去を考える/自然水域における除去/除去における生物の作用/生物の物質代謝による作用―アクティビティの問題/フロック化と沈殿性/大形植物/底泥/エネルギーの流れと物質の流れ
  第2部 汚水生物体系論
  第1章 緒論
  伝統派/分割拡張派/優占種派/物質代謝派/数字表現派
第2章 分割拡張派のいき方
Saprobityということ/Sladecekのわけ方/外腐水性の位置
  第3章 優占種派のいき方
  生物群集と優占種/Fjerdingstadの水質階級
  第4章 物質代謝派のいき方
  湖型学と汚水生物体系/トロフィー性とザプロビ性/生態系における物質代謝関係/ザプロビ階級をわける/一次生産と全呼吸との量的関係/酸素経済とザプロビ階級/生物群集の栄養構造
  第5章 数字表現派のいき方
  Knoppの方法/Pantle u.Buckの方法/Zelinka u.Marvanの方法/わたくしの意見
 

第6章 汚水生物体系の諸問題
  主流は何か/水質だけが生物相を決定するのか―指標種表の分化/プランクトン類型/指標生物の整理・生態/グループ内各種の比較/酸素と水質階級/細菌数と水質階級/生物学的水質階級図/水質階級地図の例/水利用と生物学的水質階級  
  第3部 湖の富栄養化  
  第1章 湖の汚染と富栄養化  
  富栄養化の意味/湖の汚染のとらまえ方/湖の自然の遷移と人為的汚染  
  第2章 富栄養化の指標  
  第3章 湖中の窒素と燐  
  窒素/燐  
  第4章 北米の諸例  
  マジソン湖群/ワシントン湖/タホー湖/五大湖/エリー湖  
  第5章 ボーデン湖  
  上湖の条件/下湖の条件/戦前の様相/その後の変化/流入負荷/魚類における変化  
  第6章 日本の諸例  
  網走湖/湯ノ湖/精進湖/白樺湖/諏訪湖/琵琶湖  
  第7章 湖の栄養収支  
基本の諸量/収支の計算/セバスチクック湖の計算/富栄養化のモデル  
第8章 富栄養化の対策  
  第9章 海域の富栄養化  
  現状をみる/海域の富栄養化と湖沼の富栄養化/川の自浄作用と海域汚染/バトル海の富栄養化/魚類生産と栄養塩  
  第4部 展望  
第1章 子孫に残る水域  
  第2章 水質管理のために  
  第3章 生物学者なにをなすべきか  
   


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